皆さん、ロードバイクで片手運転できますか?始めたての頃は、ロードバイクの前傾姿勢に意識が集中し、片手運転など練習したことはないかもしれない。
片手運転は、道交法上は奨励されていないのもある。
しかし、路上では片手運転ができないと案外と危ないのも事実。
特に集団で走るときは、しばしば後ろの人にサインを出したりするので、片手運転は必須の技術であろう。それ以外にも、急ブレーキ、急ハンドルのときは必ずしも両手でハンドルを握っている訳ではないのだ。
今日は、片手運転の必要な場面と、練習方法を書いていこうと思う。
意外に多い片手運転の場面
一人でロードバイク乗っている時の世界は自分だけ。初心者のうちは、乗るだけで必死であろうと思う。慣れてくると、片手もしてみようかな。なんなら両手離しもトライしてみようかな。みたいになってくる。
一人でロードバイクに乗っている時であれば、いつ片手運転しようが自由である。
しかし、集団で列車(一列で走行)する時は、そうはいかない。
想像以上に、片手運転の場面は多くあるのだ。
例えば、手信号(ハンドサイン)を出すときである。自分が出さなくても、前の手信号を後ろに伝える時がやってくる。
特に止まる時、片手で「スピード落とせ」→「止まれ」の2つのハンドサインを出しつつ、片手でブレーキングという場面がある。
あと、水分を取る時とかね。片方の手でボトルを飲んで、飲んで元の位置に戻す。練習してないと、水も飲めない難しい動作の一つです。
考えていくと案外と片手運転の場面は多いと感じないだろうか。
そして緊急時は、間に合わないので当然で片手でブレーキをかけることになる。
右手を残した片手運転をマスターしよう。
さて皆さん、左右どちらの片手運転に慣れていますか?
私は、左手をハンドルに残して、右手で給水したりが慣れている。しかし、これは最善ではなかったようだ。
片手運転は右手をハンドルに残しておいた方がよさそうだ。
これは、前輪後輪のブレーキの位置に影響している。
右ハンドルは前輪ブレーキ、左ハンドルは後輪ブレーキとなっている自転車が多い。
自転車の構造上、後輪ブレーキより前輪ブレーキの方が2~3倍効くと言われている。
つまり、とっさの時、前輪ブレーキの方が圧倒的に安全である。
でもやっぱり、片手運転は危ないのでは?
基本は、両手運転して、両手でブレーキをかけるが一番安全である。
しかし、自転車に乗っているのは自分だけではない。周囲と情報を連携してこそ、本当に安全運転につながる。
まずは、やりやすい方の手でよいので、片手でもバランスを保って運転する練習は必要である。
片手運転は違反になるのか?
日本の法律では、次のように書かれている。
道路交通法 第70条第1項
(安全運転の義務)車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
この、ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作ということは、両手でハンドル、ブレーキを制御せよということにつながる。
そして、罰則もある。
3ヶ月以下の懲役
または5万円以下の罰金
そんなこと言ったら、給水も補給食を食べることもできない!
食事や給水は、止まってとりましょうということになる。
ロードバイク乗りは、車上で食べて飲んで一人前なのに法律は何とも無常である。
日本の法律は厳しいが、アメリカの自転車に関する法律はより現実的にで片手運転を必要な技術として認めている。
こちらの記事は、交通安全教育の日本と海外との差を書いたの時間があったら見てほしい。
最後に
片手運転は、特に複数人でロードバイクを乗る時には必須の技術。是非マスターしたいね。わたしは、右手だけの片手運転は、まだ得意ではないのでもう少し練習が必要だ。
それができるようになったら、上ハンドル、下はンドルでの片手も練習がいると思う。 持つ位置が違うことで、必要なバランス感覚がかなり、かわるようだ。
もし、三本ローラーでトレーニングしているのであったら、片手運転もぜひ、練習に取り入れてほしい。そこで、片手で運転できれば、路上ではへっちゃらだよ。
少しでも安全に自転車を走らせるには、裏道が良いです。
ロードバイクでは裏道をメインで通ろう。それがあなたの安全な帰宅への道。