ヒルクライムはキツイ坂を駆け上がることです。速く坂を登るのは
- シッティングで登る
- ダンシングで登る
どちらが速いと思いますか?
今日は、最も速く坂を登る方法を書きたいと思います。
結論としては、シッティング、ダンシング両方、同程度に使うのが一番速く登ることできます。今日の記事を読むと坂道を登るための一番楽で速い効率の良い走り方がわかります。
それでは、詳しく書いていきます。
効率が良い走りは「シッティング」が最強
シッティングはお尻をサドルにつけペダルを常に走るスタイルです。(言わば普通の走り方)
ペダルを漕いでいる間はずっと脚の力がペダルを伝わり自転車を前に走らせています。
自転車を太モモの筋肉で片足で漕いでいる間、もう片方の足は太モモ裏の筋肉でペダルを引き上げています。
そして、体重はサドルで支えられている。脚力が無駄なく伝達される走り方です。
一方ダンシングは、いわゆる立ちこぎです。体重を思いっきりペダルに乗せる走り方になります。
ダンシングが、シッティングよりも良い点は、荷重することで、ペダル1回転にかけるパワー(トルク)が大きくなること。
つまり加速が良くなります。
良くない点は、引き足が使えないこと。
常に片足しかパワー伝達ができない。
そして、常に脚が全体重を支えないといけないこと。
脚の筋肉の疲労が激しくなる。
つまり、
- 効率の良さは「シッティング」
- 瞬発力・最大出力は「ダンシング」
と言えます。
瞬発力があるのならダンシングの方が速い気がするが、注意点あり
ダンシングは、力を込めて一気に加速する。なのですごく速そうな気がしますが、実は違います。
一瞬の加速、短距離であれば、ダンシングの方が速いです。
しかし、長く続く坂は、遅くても一定速で走っていくシッティングの方の効率に軍配があがります。その結果、長い坂をトータルで見ると、同じか、シッティングの方が速くなることになる。
坂は、シッティングのみで登るべき?いや違う
トータルでシッティングで登るのが速いのであれば全部シッティングと行きたいがそうもいかない。
ヒルクライムでは立ちこぎのパワーが必要な坂も出現するのです。シッティングだけでは、登れない場面も出てきます。
ダンシングとシッティングを両方使い分けながら登るが最適解
今までの話だとダンシングは、加速がある分疲労も激しいのでなるべく使わない方が良いと取れます。だが、ダンシングはシッティングを助ける利点もあります。
ダンシングは太モモの筋肉を酷使するのです。
その一方で
- 太もも裏の筋肉の温存
- お尻の痛みの軽減
といった走りながら筋肉を休める効果も期待できるのだ。
よって、「シッティング⇒ダンシング⇒シッティング・・・」と切り替えながら登るのが一番速く登ることができます。
ヒルクライムを行うにはビンディングシューズが必須
出典:amazon
ビンディングシューズは、ペダルとシューズを固定する靴です。
引き足も使えるので、より速く走る為には必要であるが、坂を登るシッティング、ダンシングの両方に効果があります。
シッティングの際は引き足のパワーを生み出すことができるのはご想像通り。
意外にも、ダンシングにも効果があるのです。
ダンシングは全体重をペダルにかける。
シューズがペダルに固定されていると遠慮なく踏み込むことができるのです。
ママチャリでは状態を起こしてペダルに荷重をするので、荷重が簡単である。
ところが、ロードバイクでは前傾姿勢で立ちこぎを行うので、ペダルとシューズが固定されてないと踏み込んだ時に滑りそうになるのである。
最大出力をバイクに与える為には、ビンディングシューズが必須となる。
固定力を高めるビンディングペダルとビンディングシューズで楽に速く山を登れるようになります。
ビンディングシューズとビンディングペダルを解説記事
【2024年版】SPD-SLシマノビンディングシューズまとめ|全14種から乗り方に合わせて3つを厳選
【一覧表で比較】初心者に最適なオススメSPD-SLペダル2選!2024年の5つから厳選|シマノ(Shimano)ビンディングペダル
まとめ:シッティングとダンシングのコラボが最強
登りを早く登るには、シッティングとダンシングをおなじ程度使い、疲れを取りながら走るのが一番速く走ることができます。
さらに、ハンドルも上ハン、下ハン、ブラケット持ち替えながら登ると、体の疲れをとりつつ早く登ることができます。
また、ビンディングシューズとビンディングペダルで足を固定した方が、バイクに力が伝わり思いっきり走ることができます。
さて、アマチュアのトップレーサーである、高岡氏が以下で述べていることには、強かった理由は、ダンシングが他の誰よりもうまかったことのようです。
この方は、ツールド沖縄(約200キロのレース)を会社員でありながら、何度も優勝しています。最近のレーサーは、数字を計るもの(心拍計、ケイデンス計、パワーメーター等)で効率的にパワーを見ることに重きを置いているのが通常。
しかし、高岡さんは、ダンシングの練習にも力を入れていて、力を温存してゴールまで走ることができるのが強さの秘訣と語ってます。
プロ選手とアマチュアの違いはダンシングフォームの綺麗さだという。
わたしも、ダンシングフォームを練習してつよくなりたい!
そんなことを思うのでした。
山に登れるようになったら、有名かつ初心者向きの富士山ヒルクライムも出場してみよう。
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