こんにちは!うれしいことがありました。
ロードバイクのチェーンが遂になおりました!!
ロードバイクをある程度の距離を乗っているとチェーンが金属疲労により伸びてきます。
チェーンの金属疲労が悪化すると最悪、走っている途中で切れてしまいます。
それはいやだな!!と思い、自力で替えることにチャレンジ!しました!
<チェーン交換にチャレンジを思い立つ記事>
しかし、残念ながら失敗しました!
<チェーン交換に失敗した記事>
もう、散々な状況でした。
これ以上はどうすることもできなくなったので、プロである馴染みの自転車屋さんお願いすることにしました。
結果を言うと、プロの手にかかるとたった15分で修理完了!となりました。
「さすがはプロ!」
と思う反面、
「なんか自分がなさけない」
と喜びと悲しみの両方がきてしまい複雑な心境です。
この記事では、プロの自転車店がどのように修理したかの図解も含めながら書いていきます。それを通してロードバイクのチェーン交換する時の注意すべき点がわかります。
今回、身にしみて得た点は次の3点です。
- 自分でチェーン交換することは、チャレンジする価値がある
- 最初からうまくいかなくて当たり前
- なるべく自転車屋さんの営業時間に行うこと
記事を通して、うまくチェーン交換ができるようになってもらえると嬉しいです。
失敗に至る過程を振り返る
素人の無鉄砲なチェーン交換によりせっかくの新品チェーンはズタボロ状態です。
コネクティングピンを押し込んでみたものの・・・・
押しが足りず飛び出ている。
反対側から見ると、完全にはハマってない・・・。
この後、何回も押し込んだり、ペンチで挟んだりしましたが状況は変わりませんでした。
後に残ったのは次のものたちです。
- ダメージを受けた新しいチェーン
- 取り外した古いチェーン
- 新しいチェーンのきれっぱし
- コネクティングピンの余り2個
コネクティングピン挿入失敗!チェーンのプレートも歪んでしまった・・・
半べそ状態で、プロに診てもらいました。
どうやら、無理やりねじ込んだりした影響で、つなげようとしたチェーンのリンクプレートが歪んでしまったようです。
もう、使用不能のようでした。
ダメになった部分だけ取っ払って、接続すればつながります。
しかし、チェーンには適正な長さというものがあります。
短くなったチェーンでは、ローのギアは入らないと思われます。
ローが入らないロードバイクは嫌だ~!!
そこで、聞かれました。
「新しいチェーンを短くしたときの、きれっぱしはあるか?」
新しいチェーンは余長があり、適正な長さに切って使います。
前回、赤丸のところで切りました。
切れっぱしが残っているのでした。
希望の光です!
チェーンの切れっぱしと残りコネクティングピン2つを使って修復完了
修復に取った方法は次の通りです。
- 歪んだリンクプレートを取り除く
- 新しいチェーンの切れっぱし部分で置き換える。
- 残り2つのコネクティングピンで止める
上記を行うと、更に上の図のように完成します。
伝わったかな・・・?プロでも結構な荒業でした。しかし、涼しい顔でスイスイっとやっちゃうところが、さすがプロって感じです。
追加パーツの購入無しで解決しました。
チェーンやピンを新たに買うことを覚悟していたので、思った以上に出費がでなくてよかったです。
失敗から学んだ5つの方法「こうすればチェーン交換は成功した」
失敗した原因について、まとめていきたいと思います。振り返ると5つでてきました。
1.事前に自分のチェーンカッターの使い方を熟知する
失敗に直結した一番の原因は、工具の使い方を正しく理解していなかったことだと思いました。
1回目のコネクティングピンをポキっ追ってしまった時も、2回目のチェーンリンクのプレートを曲げてしまった時もチェーンカッターを正しく扱えていれば防げました。
それには、チェーンカッターの種類を知り、使い方を正しく知るべきでした。
例えば、価格によってチェーンカッターこんなにも形が異なります。
1000円未満のチェーンカッター
1000円台のチェーンカッター
2000円台のチェーンカッター
3000円台のチェーンカッター
この純正品を買おうと思ってる。
6速~11速の広範囲を対応している。
評価もそれなりにあるし、丈夫だしね。
今回の件で、本当に懲りたよ
4000円台のチェーンカッター
少し値がはるけど、サイクリングのお供にこちらも購入したいと思ってる。
工具と一体型で保証付き
常のもち運びと緊急用に良いね。
このように、全部、形が違います。
基本の使い方は同じかもしれないけど、初めて使う人にとってはよくわからないです。
使い方を知るときに最も確実なのはプロの自転車屋さんに聞いてみるが一番。もしかしたら、お店で安くやってあげるよ~~と説得されるかもですが、うまく断りましょう。笑
2.価格が高くても信頼ブランドのチェーンカッターを購入
チェーンカッターは前回買ったオールインワンセットから使いました。
工具セット自体の品質は良かったのですが、この中に含まれているチェーンカッター規格ギリギリのようでした。
使えなくはない感じでしたが、初心者にとっては小さくて使いづらかったです。
上記の形状に近いチェーンカッターでした。
初心者の自分はシマノ純正品のチェーンカッターを実店舗で説明を受けながら購入した方が良かったかもしれません。
オンラインショップと比べると実店舗の方が多少価格は高いですが、いろいろ相談できるのはいいですね。
3.慣れないうちは作業は素手で行う方が良い
動画やWEBサイトでは、「手がよごれないように、手袋をしましょう~!」と言われてる方多いです。
しかし、初心者にとっては、「そんなこと言ってる場合じゃないよ!」という状態でした。
手袋をすると、うまくチェーンをつかめません、はさめません!
はじめての作業から上手くいくはずもありません。手は汚れますが素手でやったほうが感覚が身につき安いのではと思いました。
作業によっては、素手ご法度の危険なものもあるでしょうが、自転車のチェーン交換においては危険なものではありません。汚れも洗えばすぐおちます。
最初の数回は、素手でやりましょう!が経験から得た答えです。
素手の方が上達が速いです。自転車屋さんも素手でやってたしね。手袋するのは作業に慣れてからで良いと思いました。
4.作業は落ち着いて行い、決して無理に押し込んだりしない
作業に慣れてないので途中うまく行かないことに焦ってました。なので焦りからグリグリピンをねじ込んでいました。焦っても状況は良くなりません。
むしろ状況を悪化させてしまいました。
落ち着いて無理せず確実に作業しましょう!
5.失敗を前提に自転車店の営業時間に挑戦しよう
思い立ったが吉日のように、すぐやるは良いことですが失敗したときのバックアッププランを持っておくのは重要です。今回はバックアッププランのことをあまり意識してなかったのが良くなかったです。その頃は正月休み。自転車点はお休みでずっと待つことになりました。チャレンジするなら店舗が開いているときが良いですね。
失敗する可能性をゼロにはできない
どんなに準備しても、初めてのことなので失敗することはあります。
今回は変に自分を追い込んでいました。
- 自分ならできる!
- 正月期間だから失敗したら終わりだぞ!
- 失敗したら自転車乗れなくなるぞ!
こんな追い込み不要です。変なプレッシャーは邪魔者でしかないです。
落ち着いた環境で作業をしましょう。
そして、失敗したら、プロの自転車屋さんに駆け込みましょう。
自転車屋さんの失敗談
自転車ショップの店員さんと話をすると、プロでもいまだに失敗があるようです。
過去に、チェーンをなおしたけど外れちゃったと連絡があり、30キロ先まで出向いてもう一回なおしたんだとか・・・。
お金払ってやってますからね。これこそ、プロですね~!かっこいいと思いました。
以上、総合すると失敗することを前提で考えた方が良さそうですね。
プロにおまかせがお金と工数からすると一番お得。しかし・・・
お金面、工数面だけで見ればプロお任せが一番安上がりです。
お金面、工数面を重要視される方は、ショップ一括委任をお勧めします。
しかし、自分でチャレンジすることは経験を得るという、お金ではもらえない良いことがあります。
チェーン交換を自分で行うと、お金では買えない経験を得てトラブルに強くなれる
経験というのは、お金で買うことは難しいです。
一度失敗しておくと、次は失敗しないようにと練習もできます。
そして、こんなこともできるようになると思います。
- 自分でチェーン交換ができるようになる。
- ツーリング途中でチェーン切れでの復旧。
- リアディレイラーが壊れた時のシングル化
3番目の「シングル化」は、できるとできないとでは大違いです。
シングル化はリアディレイラー(後輪の変速機)からチェーンを抜いて、後ろのギアのどれかと前のギアを直接つなぐ荒業です。
いわばギアが一つしかないママチャリ状態にすることです。
特にロードバイクで遠出をする人は是非とも身に着けたいテクニックだと思います。
なぜなら、
リアディレイラー(後輪の変速機)は急に壊れることがあります!
ユーチューバーである荒北仮面さんも急に壊れてしまってます!(2:20~)
真冬の道のど真ん中で・・・自分なら泣いちゃいます。
この場合は、タイヤのスポークが折れているので更に重症です。
しかし、チェーンカッターやミッシングリンクがあって「シングル化」ができれば自転車を漕いで帰ることができたかもしれません。
以下はシングル化の具体的な方法です。(1:00~)
(こんなに落ち着いてできるかどうかですが・・・)
これらの記事を見て私もチェーンカッターの応急処置を練習した記事がこちらです。ありがたいことに立ち寄っていただける方も数多くいらっしゃいます。もしよければ御覧ください。
交換済みのチェーンは捨てずに、チェーン交換の練習に使おう
いしやんは、これから古いチェーンでチェーンの脱着練習しようと思います。
いつか訪れる不測の事態の為に!!!
まとめ :チェーン交換は難しいけど、経験値が貯まる
ここまでの話をまとめるとチェーン交換を自分でやることに対するポイントは次の4点です。
- しっかりしたチェーンカッターを準備し、使い方を予習する
- チェーン交換は上手く行かないことを前提で考える
- 失敗したとき助けてもらうため、自転車屋さんの営業時間内に実施
- 自分でやることは経験となり、今後の不測のトラブルに強くなれる
備えあれば憂いなしです。
経験を積むと、ロードバイクがもっと楽しくなっていきます。
チェーンカッターによる応急処置の記事です。チェーンカッターの練習方法も載せております。もしよろしければお立ちよりいただけるとうれしいです。