- 輪行のときにクイックリリースレバーを外すけど、弦巻バネの向きがよくわからない
- 弦巻バネを逆に付けたらどうなるの?
- 弦巻バネは小さな部品だから無くしそうで怖い
普段は、自転車のホイールからクイックリリースレバーまで抜くことはないですが、輪行をしたりすると外しますよね。
そんな時、上記のようにクリックリリースレバーについている小さな小さな弦巻バネ。
向きがどうだったかなぁと迷うことはないでしょうか。
この記事では、輪行する時に外したクイックリリースレバーと弦巻バネについて取り付ける正しい向きについてお話します。記事を読むことで弦巻バネの正しい取り扱いがわかり、安心して輪行ができるようになります。
結論ですが、弦巻バネ(別名:竹の子バネ)の正しい向きは広がっている方が外側です。
正しく付けないとタイヤははまらず、無くてもホイールは付きますので無くしても心配ご無用です。
記事の中で、弦巻バネをいろいろ向きを変えて試しているからお楽しみに
輪行の練習をしたのは、100キロライドにチャレンジしたためです。
次の記事ははじめての100キロ達成の失敗と2回目の成功話の記事です。
よろしければお立ち寄りください。
輪行は自転車を荷物として運ぶ手段
弦巻バネの話をする前に、輪行が何かご存知でない読者の方々もいらっしゃるかもしれません。
そこで、百聞は一見にしかず、輪行の写真を載せたいと思います。
以下の写真は自分のロードバイクを輪行した時の写真です。
輪行は、自転車は以下の写真のように手荷物にして電車やクルマ、飛行機などに乗せて人とともに移動することになります。
輪行する時は、このように専用の袋に入れて運ばなければなりません。袋に自転車が完全に入ってないと電車にのることはできません。
中を観ると、以下写真のように自転車がバラされ、紐で結ばれて固定されています。
輪行袋は縦型、横型、ハードケースとさまざまあります。こちらの輪行袋は縦型といって輪行した時に最もコンパクトになるものです。はじめて輪行をされる方はこの袋からデビューの人が多いです。
さて、遠出と自転車の持ち運び、何が関係があるの?と思われませんか。
その理由は、遠出の時に途中で自転車が壊れた時でも、電車でエスケープができるようになるからなんです。
輪行袋は最終手段です。できれば使いたくありません。
でも、いつでも脱出できるという心の安心で遠出をする時にとても大事です。
輪行をはじめて行うと、準備に手間取ります。先ほどの写真は自分の自転車ですが1時間程かかりました。慣れれば5分ぐらいでできるようになると思います。
輪行袋への出し入れ方法は、こちら動画が分かりやすくて最適でした。
輪行に関しては最も再生されている動画ではないでしょうか。
輪行する時、クイックリリースレバーを外す作業あり
今日の本題はここからです。
動画でも解説されてますが、エンド金具を使う時に後輪のクイックリリースレバーを脱着します。
その時、次の二つの作業が付いて回ります。
- 後輪のクイックリリースレバーを外してエンド金具に付ける
- エンド金具からクイックリリースレバーを外して後輪に付けなおす
以下の写真がクイックリリースレバーです。中央の緑〇部分です。
次の写真はクイックリリースレバーを引き抜いたものです。
写真下側にある棒状の部品です。
こちらが、クイックリリースレバーの拡大図です。
部品に弦巻バネが2つ広い方が外側に付いているのが見えますでしょうか。
写真のような状態がキープできていれば間違えることはないでしょう。
ですが時として、両方のスプリングが何かの拍子で抜けてしまうものです。
2つとも抜けてしまうと、
「どちらの向きが正しかったかな?」
となります。
弦巻バネは広い方が外側向きになるように付けます。
弦巻バネの方向は超重要です。
反対に付けると、走行中に後輪が外れることもあるので、絶対に間違えないようにしましょうと言われています。
以下のような付け方はNGです。
弦巻バネを逆向きに付けるとホイールは入らない
「逆向きはダメなのはわかったけど、実際どうなるのだろうか?」
疑問に思ったので、敢えて弦巻バネを先ほどの写真のように反対向きに付けてみました。
そして、ホイール取付に変化があるか試してみました。
結果は、次の図のように奥まで入りません。
ここで、無理にねじ込まないでくださいね。
パーツを痛めてしまいます。
はまらない場合は、弦巻バネを確認してみてくださいね。
逆になっている可能性が高いです。
実は、自分も、正しくつけているつもりでしたが、見事に逆になっていて気づきました。
ホイールが付かない原因とは
弦巻バネのセット部を比較してみました。
左が弦巻バネを正しくセットした状態。
右が、右が間違ってセットしている状態です。
このように、弦巻バネを反対方向にセットしてしまうと、接合部にバネがとぐろを巻いたようになり、径が太くなります。
径が太くなってしまう為、ホイールが入らなくなったのです。
【心配無用】弦巻バネが無くてもホイールはセット可能
弦巻バネは小さな部品です。
もしかしたら、作業中無くしてしまうことがあるかもしれません。
でも、ご安心を。
弦巻バネが無くてもホイールは正しくセットできます。
実際にやってみました。
弦巻バネが無いと作業が少しやりづらい
弦巻バネを無しで作業してみた感想です。ホイールのセットがやりづらい感じでした。
弦巻バネなしで取り付けたところ、タイヤを回しても問題なさそうです。
「あっ無くなっちゃった」という時でも対処できそうです。
軽量化効果も期待できるかも
微々たるものですが軽量化も期待できそうです。
1グラムの軽量化。
う~ん、流石に変わらないか・・・。
弦巻バネを無くしそうで心配な方は事前に準備しよう
でも、あった方が良いので再度購入して付けておいた方がよいです。
予備がたくさん予備が欲しい方にはこちらがオススメです。【最安値】
安心のシマノブランドで揃えたいならこちらです。こちらは1注文1個なのでほしい数だけ注文しましょう。
クイックリリースレバーが壊れても調達は簡単
クイックリリースレバーが壊れてもサイクルショップやネット通販で購入することができます。
クイックリリースレバーはスルーアクスルと違い、規格は共通です。
(※スルーアクスルとはディスクブレーキ用の規格でクイックリリースとは異なります)
ただし、前輪、後輪とシャフトの長さが違うので注文するときには間違えないようにしましょう。
自転車の種類によって異なるので購入前に事前に確認をしましょう。
ロードバイク | クロスバイク | MTB | |
フロント(前輪) | 100 | 100 | 100 |
リア(後輪) | 130 | 135 | 135 or 130 |
フロントは共通だけど、リアは2種類あるから注意しなきゃね!
車輪を回す部品のため、しっかりした品質のものがおすすめ(100mm/130mmのセット)
クイックリリースレバーの向きは「前後とも左側」
弦巻バネに気を取られてると忘れてしまいがちなのが、組み立てた後のクイックリリースレバーの取り付け方向。
輪行などで、自転車を分解したあとに組み立て治す時、クイックリリースレバーの向きがわからなくなるときがあります。
思い出すためには、次のことを思い出しましょう。
- 後輪のクイックリリースレバーは、ギアのないスッキリした方につける
- 前輪も後輪もクイックリリースレバーのつく方向は同じ
- つまり、前輪も後輪もクイックリリースレバーの向きは左側
前輪だけ見ると混乱しやすいから、
両輪で覚えておこう!
まとめ:弦巻バネの正しい向きを覚えよう
輪行は、一度自転車をばらし、組み立て直す作業です。(※何度か練習が必要です。)
安全上の一番注意ポイントは、クイックリリースレバーの弦巻バネの位置です。
- 弦巻バネの正しい向きは、広いほうが外側
- 反対向きに付けると、径が太くなりホイールがはまらない
- 弦巻バネを無くしても、ホイールは取り付け可能
作業中、後輪が取り付けられない。ということが起きた時には、今日の記事を思い出していただき無事付けていただけるとうれしいです。
長野で東京から来たというチャリダーにすごいねーと話してると真っ赤になって電車がありますから・・と言ってたのおもいだしました
コッチさん
コメントありがとうございます。
長野から東京は遠いですね~。
チャリダーの方は恐らく輪行で来られたんでしょうね。^^
私も輪行ありきで行ってみたいです。
うん、自転車奥が深い。