普段、ロードバイクに乗リ慣れている人がママチャリに乗ると、その乗りにくさにびっくりすることがあります。
逆に、ママチャリしか乗ったことがない人がロードバイクに乗ると、大変怖い思いをします。
お互い、乗り慣れてない自転車のことは乗りにくいというレッテルを貼ってしまいがちですが、ママチャリ、ロードバイクのそれぞれに良いところがあります。
この記事では、ロードバイクのメリットをママチャリに適用させて、ママチャリをさらに快適に乗る9個のコツをご紹介したいと思います。
ママチャリが重い、進まないと感じる方は、この記事の内容を実践すると普段乗り慣れたママチャリが見違えるほど良い乗り味になること間違いなしです。
ママチャリを快適な乗り味にするコツ9選
ママチャリを乗る方は、自転車を手に入れた時のまま乗っていることが多いです。しかし、そのままの状態は乗り手にフィットした状態でないことがほとんど。正しく調整することで乗りやすくなります。そして一番少ない力で一番速く力強く進むようになります。
この章では、ロードバイクの効率のよい乗車位置や作法から、ママチャリをもっと楽に快適にするコツの9つを解説します。
サドルとハンドルの高さを適切にして、快適な乗車位置を手に入れる
適正な乗車位置にすると、自分の力を余すことなく自転車に伝えられて、楽に速く走れるようになります。ママチャリの乗車位置のポイントはサドルとハンドルの高さです。サドルから順番に調整をしていきましょう。
1⃣ サドルの高さを調整する:足を伸ばして膝が少し曲がるくらいがベスト
ママチャリの適正なサドルの高さは、サドルに腰掛けてみて、足からペダルを一番遠い位置に踏んだ時、膝が少しだけ曲がっている位の距離です。
膝がたくさん曲がっていたり、足が伸び切ったりしていると力が入りません。
膝が少し曲がるくらいが、ペダルを漕いだときに一番力が伝わり安くなります。
2⃣ ハンドルの高さを調整する:サドルから10cmから15cm高くする
サドルの高さが決まったら、次はハンドルの高さです。サドルから10cmから15cmくらい高くしましょう。具体的にどれくらい高くするかは、個人の心地よいと思った位置です。座高の高さや好みで決まるので、一番乗りやすい位置にしましょう。
ハンドルの場合は、引き出して良い線があるので、それ以上はださないように気をつけましょう。
サドルもハンドルの高さも、買ったお店で調整してもらうのはほとんど無償でやってもらえます。しかし、普段お世話になっていないお店でやってもらうと調整料を500円くらいから取られることがあるので自分でできるようにしておきたいものですね。
六角レンチは柄が長くて力が入れやすいのがおすすめ
メンテナンスをして抵抗を少なく走れるようにする
いくらメンテナンスフリーな自転車として有名です。とは言え、何もしないとホコリが溜まったり動きがわるくなります。適切なメンテナンスをすることにより、スムーズにうごき速く動けるようになります。
ママチャリはメンテナンスフリーで、基本は何も手をいれなくても、永くそのまま走れるのが特徴です。それを可能にしているのが、サビに強いステンレス製のフレーム。重く丈夫です。チェーンも金属ではなくベルトを採用しているものもあり、金属疲労知らずです。
タイヤは、パンクしづらいタイヤを使用しています。中にはパンクは絶対しないパンクもあります。しかし、その代償としては過保護ぐらいの頑丈さであり、それは重さへと直結します。
3⃣ チェーンにオイルをさす
金属チェーンのママチャリでは、そこにオイルを指すことでスムーズに回るようになります。チェーンタイプのママチャリだったら、こまめにチェーンオイルを指しましょう。
ロードバイクには、晴れに最高のパフォーマンスを出すドライタイプと、粘りが強いですが、雨でも性能が落ちにくいウェットタイプの2種類があります。
ママチャリの場合は、滑りがよくなりさえすればよいので、ウェットタイプのほうがおすすめです。最近のママチャリにはチェーンではなく、ゴム製のベルトの場合があります。ベルトの時はチェーンオイルは不要です。さしてしまうと逆に滑ってしまうので気をつけましょう。
4⃣ タイヤの空気圧を十分にいれる
何もしないと、空気が減ります。空気が減った状態で運転すると、路面との抵抗が高く前にすすむには、力がたくさん必要です。
適切な空気圧にすることで、抵抗がすくなく進むことができます。こまめに空気をいれるようにしましょう。空気は徐々に抜けてしまうので、1週間に1度くらいは空気を入れた方が良いです。
ロードバイクのようなスポーツ自転車は何気圧入れるということにシビアですが、ママチャリの場合は、空気をいれてタイヤを指で押し固くなってたらOKです。
ロードバイクの場合は、空気入れを毎週、人によっては走るたびにいれます。しっかりした道具は走る気合が上がります!
5⃣ 回転部のグリスアップをする:<やや上級技>
ホイールの回転部など、グリスアップをすると、より抵抗が少なく回ることができます。そうして、スムーズにまわすことができます。グリスアップは自転車をバラす必要があるので、メカニック技術が要求されます。その意味でやや上級技です。
パーツを良いものに交換して、性能と気分を上げる
ママチャリの標準で付いているパーツは、丈夫なものですが、決してグレードが高いものではありません。パーツを適切に交換することで、自転車により力が伝わります。
そして、グレードアップ感という気持ちが上がります。気持ちも大事でウキウキすると自転車に乗るのが楽しみになります。
6⃣ 剛性の高いペダルにする(SPDペダルも有効)
ペダルもキャッチ麺が広く、軽く、剛性が高いものがあります。それに変えることでしっかりとペダルを踏み込むことができ、スムーズに回転進むことができるようになるでしょう。
スポーツ自転車にはビンディングペダルといって、靴とペダルを固定するシステムがあります。その入門となるのがSPDペダルと言って、靴の裏に固定用の金具がついていますが歩きやすい構造にもなってます。
その意味で、SPDペダルを選ぶのも良いです。
7⃣ ハンドルをフラットハンドルに変える:前傾姿勢が走りを変える
ママチャリのもとからついているハンドルは無難なものがついています。これをフラットハンドルなどに変えることによあり、より快適な走りを実現することができます。今よりも前傾姿勢になりスポーティになります。
ロードバイクのドロップハンドルに変更できなくもないですが、それは待った方がよいです。ドロップハンドルは、前傾姿勢やロングライドに適したハンドルです。
ドロップハンドルを活かすには、ロードバイク用のフレームが必要です。ママチャリは前傾姿勢に適したフレームではないので、止めたほうがよいでしょう。
8⃣ サドルを漕ぎやすいものにする:座り心地がよいもの
サドルを高くすると、ペダルを回しやすくなります。ペダルを回すことを考えると今ついているサドルが決して最適とはなくなります。
もっと、洗練したサドルもあるのでおれもためしてみるのもおすすめです。
走る場所を歩道から車道に変える
ママチャリに限らず、自転車は車道を走ることが基本となります。しかし、日本の道路交通方における自転車の取り扱いは例外事項が多く、歩道を走ることが状況によりチブみとめられています。
しかも、13歳以下は、歩道を堂々と走っても良いことになっているので、そのまま歩道を走っても良い癖がついたまま大人になる人もも多いです。
9⃣ 車道の左端を走る:交通ルールを守れば怖くなく、快適に走れる
速く楽に走るには車道を走りましょう。歩道は、歩行者もいますし、草木など路面も凸凹していて走りづらいものなんです。一方車道は、後ろからのクルマは慣れないと怖いですが、それ意外には、平坦な道を走ことができます。
つまり、とても楽に走ることができるのです。
ママチャリからロードバイクに乗り換えると驚く8つのこと
ここでは、ママチャリに乗っている人がロードバイクに乗ると、どんなところに驚くかを解説します。この驚きは、それぞれの自転車の用途の違いから来ます。
驚きを知ることは、それぞれの自転車の違いを知ることになり、それはママチャリをより快適に乗るために何をすればよいかの発見になります。
① 前傾姿勢がめちゃくちゃ怖い
ママチャリの乗車姿勢は、椅子に座るように乗ります。一方ロードバイクは、体重を両手、両足、お尻の3点で支えます。前に体重が移るので前傾姿勢になります。
最初にロードバイクに乗ると、
前傾姿勢になって今にも落ちそうになって
怖い印象です。
ロードバイクの前傾姿勢は慣れるしかないよね。
慣れないうちはサドルを少し下げて徐々にあげていくのもオススメです。
前傾姿勢は怖いのだけど、空気抵抗が減ったり、ペダルを漕ぐ力が効率良く自転車に伝わり楽に走れるようになります。だから、ママチャリのサドルやペダル位置にを調整すると楽に乗れるようになります。
② 少し乗るだけでお尻が痛くなる
ロードバイクに乗り始めて、日の浅いうちは、体重のかけかたがママチャリと同じになります。前傾姿勢なのですが、お尻に体重が乗っかってしまいお尻がすぐに痛くなります。
ロードバイクを始めたての時は、お尻がいたくなったよ。
500キロ走っときましょう
ロードバイクに始めたばかりの頃の自転車に乗る要領はママチャリ近いものがあります。なので、小さなサドルに体重がかかるのでお尻がいたくなります。ロードバイクは体重を両手・両足・お尻の5点で支えるポイントを意識しましょう。
それには、500キロ程度走ってなれましょう。
【ロードバイクはお尻が痛い】パッドで慣れて500キロ走行を目指そう
③ スタンドもないので止める場所に困る
ママチャリは、スタンドが付いているので、好きなところで自転車を止めてスタンドで立たせておくことができます。しかし、ロードバイクはスタンドがついていません。自転車を留めておくとき困ることがあります。
ロードバイクはバイクスタンドに引っ掛けるか、何も無い時は壁に立てかけます。(上の図はバイクスタンドの例)
軽くて持っていかれやすいから、鍵掛けも必須だよね
④ 泥除け無くて、雨の日は悲惨なことになる
泥除けがないので、雨の日は路面の水や泥が巻き上げられて大変なことになります。おそらく雨で一番不快に感じるところでしょう。お尻に水鉄砲をくらうような不快感です。
雨の日はもちろん、雨が降りそうな時は、取り外し可能なフェンダーがおすすめです。雨対策はこれを最優先で行ってます。
⑤ 空気がすぐ抜けるので毎回空気を入れる
ママチャリは、空気を一度入れて次入れるのは1ヵ月後かもしれないです。空気が抜けづらいので無くてもゴムの弾力だけで走れたりします。
しかし、ロードバイクは週に1度ほど空気をいれないと、空気圧が下がってしまいパンクしやすくなります。
人によっては空気を乗るたびに入れる方もいます
頻繁に入れる方は、高品質なポンプの方が結果的に末永く使えます。
⑥ ビンディングシューズを履くと慣れたころに転ぶ
靴とペダルを固定する自転車専用の靴があります。走っているうちは良いですが、停車する時は外さないところびます。(これを立ちごけといいます)
意外と最初は転ばないです。気をつけているから
危ないのは慣れたときよね。
ビンディングシューズを付けているのを忘れて外すの忘れて転んじゃう
⑦ なぜかロードバイクに乗っている者同士は挨拶する
ロードバイクにのっていると、対向から走っているロードバク乗りと挨拶します。コンビニなどで休憩していると話しかけることもあります。それだけ親密になれます。
ロードバイク乗り通しは、お互い知らなくても挨拶しあうよ
不思議よね~、ママチャリの私には無視よ
⑧ 車道は怖い
ロードバイクのようにスピードが出る自転車になると、意識もたかまり車道を走るようになります。でも最初はめちゃこわいのです。
子どもとお年寄り以外は、自転車は原則車道を走るようになっています。とはいえ、ママチャリを乗っている方は子どもの頃からの習慣なのか歩道を走ることが多いです。だから自転車で車道を走ることは慣れてない人が多いです。
ロードバイクの乗り方の応用でママチャリを今より快適に乗れます
この記事では、ママチャリを更に快適に乗るためのコツ9個を解説しました。
- サドルの高さを調整する:足を伸ばして膝が少し曲がるくらいがベスト
- ハンドルの高さを調整する:サドルから10cmから15cm高くする
- チェーンにオイルをさす
- タイヤの空気圧を十分にいれる
- 回転部のグリスアップをする:<やや上級技>
- 剛性の高いペダルにする(SPDペダルも有効)
- ハンドルをフラットハンドルに変える:前傾姿勢が走りを変える
- サドルを漕ぎやすいものにする:座り心地がよいもの
- 車道の左端を走る:交通ルールを守れば怖くなく、快適に走れる
ロードバイクを初めて乗ると、ママチャリとの違いに驚きます。この違いがママチャリをさらに快適に乗るためのヒントになります。コツ9選は以下の驚き8選から導かれました。
ママチャリからロードバイクに乗り換えると驚く8つのこと
- 前傾姿勢がめちゃくちゃ怖い
- 少し乗るだけでお尻が痛くなる
- スタンドもないので止める場所に困る
- 泥除け無くて、雨の日は悲惨なことになる
- 空気がすぐ抜けるので毎回空気を入れる
- ビンディングシューズを履くと慣れたころに転ぶ
- なぜかロードバイクに乗っている者同士は挨拶する
- 車道は怖い
ちょっとした工夫で見違えるほど乗りやすくなります。そして自転車に乗るのも楽しみになることでしょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。