自転車のトレーニングに使う三本ローラー。サイクルトレーナーとも言われます。
雨の日や夜間でも、家の中で自転車のトレーニングができるのでとても便利です。
特に三本ローラーは自転車をそのまま乗せて走れるのでお手軽です。
自転車が固定されてないので、他のサイクルトレーナーと比較すると慣れるまで多少時間がかかりますが、実走に近い状態でトレーニングできるので、他のトレーニングマシンでは鍛えられない体幹とバランス感覚が養われます。
今日の記事では、そんな3本ローラーの老舗であるミノウラの三本ローラー7種を比較します。三本ローラーが気になるけど、どれを選んだらよいかわからないという方に役立つ内容となっています。ぜひ最後までご覧ください
ミノウラ3本ローラーを一覧表で比較
こちらでは、ミノウラ三本ローラー7種類を一覧解説しています。横一列に慣れべて比較してみましょう。
製品名 | Absorb Roll R820A | LiveRoll R800 | LiveRoll R720 | LiveRoll R730 | LiveRoll R730R | MoZ-Roller | UP Roller 200mm |
キャッチフレーズ | 最高の振動吸収性能を誇るハイパフォーマンスモデル | プロ選手専用モデル | 直径105mmの極太ローラーを採用し、スムーズなペダリングと実走感を追及! | ロングホイールベースに対応、軽快な乗り心地と自然な乗車姿勢を実現! | R730Rをさらに進化 負荷スイッチの追加とローラーの静粛性アップ | 携帯性に優れた折りたたみ式アルミモデル | 最も携帯性に優れた折りたたみ式アルミモデル |
メーカー希望小売価格 | 110,000円(税込) | 79,200円 (税込) | 51,700円 (税込) | 46,200 円(税込) | 61,600 円(税込) | 36,850円 (税込) | 35,180円 (税抜) |
カラー | シルバー/ブラック | シルバーアルマイト | シルバーアルマイト/チタニウム | サンドブラック | ホワイト(フレーム) | ホワイト(フレーム) | |
ローラー/ドラム | サンドブラック特殊加工 | – | – | – | – | – | – |
ローラー/サイドカバー | 超精密マシニング加工・鋼鉄製 | 超精密切削仕上げ鋼鉄製サイドカバー | – | – | – | – | – |
ローラー/直径 | 105mm | 105mm | 105mm | 80mm | 80mm | 80mm | 80mm |
ローラー/幅 | 450mm | 450mm | 360mm | 415mm | 415mm | 415mm | 200 mm |
ローラー/カラー | チタニウム | ||||||
フレーム | アルミ製 | アルミ製 | アルミ製 | アルミ製 | アルミ製 | アルミ製 | アルミ製 |
適合ホイールサイズ | 950mm 〜 1,080mm | 950mm 〜 1,080mm | 950mm 〜 1,080mm | 950mm 〜 1,180mm | 950mm 〜 1,180mm | 970mm 〜 1,090 mm | 970mm 〜 1,090 mm |
製品重量 | 26 kgs | 21 kgs | 10.7 kgs | 9.8 kgs | 12.3kgs | 6.5 kgs(ステップ&ガード含む) | |
保証期間 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | |
完成寸法 幅(W) | 598 mm | 560 mm | 520 mm | 530 mm | 530 mm | 540 mm | 340mm |
完成寸法 長さ(L) | 1,396 mm | 1,310 mm | 870 mm(収納時) 1,410 mm (ホイールベース1,180mm使用時) | 870 mm(収納時) 1,410 mm (ホイールベース1,180mm使用時) | 870 mm(収納時) 1,410 mm (ホイールベース1,180mm使用時) | 1,310 mm(使用時) 520 mm(収納時) | 1,310 mm(使用時) 520 mm(収納時) |
完成寸法 高さ(H) | 165 mm | 160 mm | 190 mm(前輪落ち止めガード上まで) 155 mm(ステップ含む) | 155 mm | 155 mm | 110 mm 180 mm(収納時) | 110 mm 180 mm(収納時) |
オプション1 | R720用フォークスタンド (アクションブリッジ) | R730専用フォークスタンド | R730専用フォークスタンド | モッズローラー用フォークスタンド | |||
オプション2 | R720用負荷ユニット | モッズローラー用負荷ユニット(MAG4200) | モッズローラー用負荷ユニット(MAG4200) | ||||
オプション3 | ロングスライドフレームセット | ||||||
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ミノウラ製本ローラーを個別に特徴解説
ミノウラ製の3本ローラーは4種類あります。グレードが高いものから順に紹介します。
1.ミノウラ アブソロールR820A振動吸収3本ローラー
最高の振動吸収性能を誇るハイパフォーマンスモデル
- 定価:110,000円(税込)
- ローラー:直径105×幅450mm
- 適合ホイールベース:950~1080mm
- 設置寸法:幅598×長さ1396×高さ165mm
- 重量:26kg
メリットは、振動吸収材です。プロの超高速スピード(40キロ以上)でも静かに安定しています。ロール位地は無段階で調整できるので、乗りやすい位置を細かく設定できます。
直径105mmのローラーが使われているので、抵抗が少なく時速30km以上の高速巡航練習が可能です。
デメリットは、価格が10万円以上と最も高価。
重量が26キロと重く、折り畳みできず寸法も変えらないので場所をとります。
場所の確保が必要ですが、頑丈ですので、しっかりとトレーニングを積みたい。ずっと使っていきたいという方にはおすすめの一品です。
最高モデルなので乗るとテンションが上がる
Shinoさんが乗っているのもR820Aだね。
家の中でも使えるんだね
オプションは利用不可
R820Aはこれ1台で完成されたモデルなので、オプションを付けることはできないようです。
2.ミノウラR800LiveRoll3本ローラー
プロ選手専用モデル
- 定価:759,000円(税込)
- ローラー:直径105×幅450mm
- 適合ホイールベース:950~1080mm
- 設置寸法:幅560×長さ1310×高さ160mm
- 重量:21kg
R800は前述のR820Aの振動吸収性能が無いモデルです。
メリットは、高速走行に耐えられるプロ仕様の中でもコスパに優れたモデルです。振動吸収性能がなくなった分、R820に比べて重量は5kg軽いです。
直径105mmのローラーが使われているので、抵抗が少なく時速30km以上の高速巡航練習が可能です。
デメリットは、軽くなったとはいえ重量は21キロあるので、使うときに取り出すのは大変なので、置き場が必要でしょう。R820A同様、寸法もほぼ変えられません。
若干サイズは小さくなってますがR820Aとほとんど変わらない使用感です。
オプションは利用不可
R800はこれ1台で完成されたモデルなので、オプションを付けることはできないようです。
3.ミノウラR720LiveRoll3本ローラー
直径105mmの極太ローラーを採用し、スムーズなペダリングと実走感を追及!
- 定価:51,700円(税込)
- ローラー:直径105×幅360mm
- 適合ホイールベース:970~1080mm
- 設置寸法:幅520×長さ1,410×高さ190
- 重量:10.7kg
R800よりも若干、横幅が狭いモデルになります。
収納時は、約50センチ長さを縮めることができます。
重量はR800の半分です。
前輪ガードが付いているので、脱輪で転ぶこともありません。
スムーズに回るローラー3本ローラーを回しつつ、携帯と据え置きの両方を考慮されている3本ローラーです。
実際に自転車を乗せて乗ったことがあります。とてもよく回り静かな印象でした。
ワンルームマンションでの保管に耐えうる仕様だと考えます。
3つのオプションが追加可能
ミノウラ(ミノウラ)ロングスライドフレーム R700/R720~1180mm
本体のフレームを変えることで、1080mmから1180mmに延長できます。これにより29インチのマウンテンバイクも乗れるようになります。
R720用フォークスタンド(アクションブリッジ)
フォークスタンドを付けることで、前輪を固定して固定ローラーのように使うことができます。
R720用負荷ユニット
後輪側のローラーに取り付けることによって、負荷を増大。ヒルクライムの訓練に最適です。R720はローラーが105mmと大きく軽いから、スピード練習には良いけど、負荷訓練には物足りなさがある。負荷ユニットは三本ローラーの利便性を高めてくれます。
4.ミノウラR730LiveRoll3本ローラー
ロングホイールベースに対応、軽快な乗り心地と自然な乗車姿勢を実現!
- 定価:46,200 円(税込)
- ローラー:直径80×幅415mm
- 適合ホイールベース:950~1180mm
- 設置寸法:幅520×長さ1,410×高さ190
- 重量:9.8 kgs
R720と非常によく似ていますが、ローラーの直径が異なります。R720が105mmに対し、R730は80mmと小径です。
直径が小さいほど、ローラーを回したときに負荷がかかります。負荷トレーニングには良いローラーです。
実感としては、R720では負荷をあまりかけずに時速30キロで巡行できるのに対し、R730を同じように回すと時速25km程度になってしまうでしょう。
平坦をスピード勝負で速く走る練習をしたい方はR720。常に負荷をかけてトレーニングし坂道のトレーンニングをかけたい方は、R730が良いでしょう。
残念ながら、走っているところの動画は見つかりませんでした。
1つのオプションが利用可能
R730専用フォークスタンド
フォークスタンドを付けることで、前輪を固定して固定ローラーのように使うことができます。
もともと負荷のあるローラーを採用しており、ホイールも1180mmと対応されているので、R720のようなオプションを付ける必要はないだ。
5.ミノウラR730RLiveRoll3本ローラー(負荷ローラーモデル)
R730に負荷の機能を追加したモデル
- 定価:61,600 円(税込)
- ローラー:直径80×幅415mm
- 適合ホイールベース:950~1180mm
- 設置寸法:幅520×長さ1,410×高さ190
- 重量:12.3 kgs
R730との違いは、ローラーの材質が異なることと、負荷増強のスイッチがついていることです。
R730Rは、R730と同じ80mmのローラーを使用しているのでR720やR800,R820Aと比べて持ち前の負荷が高いです。さらに1段階負荷を上げることができます。これはさらに負荷をかけてトレーニングできることを意味します。
もう一つの違いは、ローラーの色が黒系となり、材質が変わっています。耐久性は今まで通りで静粛性も高くなっているのが特徴です。
よって、R730を選ばられる方は、坂道など常に負荷をかけてトレーニングに行う方向けですが、さらに負荷をかけてトレーニングをしたい方はR730Rの方が良いでしょう。
残念ながら、走っているところの動画は見つかりませんでした。
デメリットといえば、機能が増えていることで、R730より定価ベースで1万5千円ほど高いこと。ローラーの交換部品が1本1万5千円とR730より2倍ほどすることでしょうか。
1つのオプションが利用可能
R730専用フォークスタンド
フォークスタンドを付けることで、前輪を固定して固定ローラーのように使うことができます。
もともと負荷のあるローラーを採用しており、ホイールも1180mmと対応されているので、R720のようなオプションを付ける必要はないだ。
6.ミノウラモッズローラー(MoZ-Roller) 折りたたみ式
携帯性に優れた折りたたみ式アルミモデル
- 定価:36,850円(税込)
- ローラー:直径80×幅415mm
- 適合ホイールベース:950~1080mm
- 設置寸法:幅540×長さ1,310×高さ110
- 重量:6.5 kgs
今までの3本ローラーとは仕組みが異なり、モッズローラーは折りたたみ収納ができます。3つ折りに収納できるのでとてもコンパクトになるのが場所をとらなくて良いです。
直立保管もできるので狭い置き場所でも収納可能です。重さも7キロ未満なので、カーボンフレームの自転車並みに軽いです。片手で持ち運びできます。
自宅だけでなく、遠征先に持って行ってウォーミングアップにも使えるのがよいですね!
弱点は、コンパクトにしたのでローラーの直径も小さくなっています。
その影響で多少使っている時に騒音が大きくなりがちです。
実際に買ったのは、モッズローラーです。使わない間は収納しておきたかったので、これを買って正解でした。
たしかに、高速運転になると騒音は出てましたが、それほど大きなものではなかったです。
過去にサードパーティ製(モッズローラーの模造品)とモッズローラーを乗り比べた比較があります。走行ノイズで少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。
2つのオプションが装着可能
モッズローラー用フォークスタンド
フォークスタンドを付けることで、前輪を固定して固定ローラーのように使うことができます。
モッズローラー用負荷ユニット(MAG4200)
後輪側のローラーに取り付けることによって、負荷を増大。ヒルクライムの訓練に最適です。
7.ミノウラアップローラー(Up-Roller) 折りたたみ式|最もコンパクト
モッズローラーの半分のサイズ、さらに携帯性に優れた折りたたみ式モデル
- 定価:35,180円(税込)
- ローラー:直径40×幅415mm
- 適合ホイールベース:950~1080mm
- 設置寸法:幅340×長さ1,310×高さ110
- 重量:6.5kgs
ミノウラモッズローラーをベースにローラーの幅を415mm→200mmと半分以上狭めたモデルです。さらにコンパクトになったので、クルマに自転車を積んだ中の隙間スペースに楽々と積めるようになりました。
走り心地はモッズローラーと変わりません。直立保管もでき、もっと気軽に持っていけるようになりました。
遠征先に持って行ってウォーミングアップしていると、目立って良いかもです。なぜならなにせあまり所有している方が少ないので。
実際にモッズローラーのコンパクト版が欲しかったので買いました。
過去にサードパーティ製(モッズローラーの模造品)とモッズローラーを乗り比べた比較があります。走行ノイズで少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。
モッズローラーとアップローラーの乗り比べてみたので、よろしければこちらもどうぞ。
1つのオプションが装着可能
モッズローラー用負荷ユニット(MAG4200)
後輪側のローラーに取り付けることによって、負荷を増大。ヒルクライムの訓練に最適です。
用途に合わせて1番合う三本ローラーを選んでみよう
今日の記事では、三本ローラーの老舗である、ミノウラ三本ローラーを全7種類ご紹介しました。7つの違いをまとめると次の通りです。
- AbsorbRollR820A—プロ使用、振動吸収性があり一番実走に近い
- LiveRollR800—プロ選手も使用、高速走行の練習に最適
- LiveRollR720—安定性と携帯性を両立させたローラー高速練習向け
- LiveRollR730—R720の小径版。負荷訓練に強み
- LiveRollR730R—【最新型】R730に負荷増幅機能をつけたもの
- MoZ-Roller—折り畳みできて、ポータブル。遠征先のお供
- Up-Roller—Moz-Rollerのハーフサイズ。気軽に遠征先に持って行ける
比較検討して、最適に一台にめぐりあえますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【映画を観ながら三本ローラーをすると、トレーニングもできて映画も楽しめます】
一度で2度美味しいのでおすすめです↓