
2022年に富士ヒルクライムに初めてエントリーしました。
振り返って2023年を解説するよ
申し込みの中で特に選択に迷った箇所が4つありました。
「きっと、同じように悩む方がいるかもしれない。」
と感じたのでどういう考えで、どう選んだのかをシェアをしたいと思います。
今日の記事を読むと、富士ヒルクライムへの申し込みが初めての人でも迷うことなくエントリーすることができます。

がんばってね~
\ 富士ヒル前日受付の様子は以下の記事へ /
2022年人生初の富士ヒルクライム|選手受付の様子を詳しく解説
\ はじめて富士ヒルの試走に行ったときの失敗談は以下の記事へ /
【富士ヒルクライム初挑戦】|無念の試走、3割登って途中であきらめた話
富士ヒルクライム申し込みで迷ったこと4選


富士ヒルクライムの本番は、2023年6月4日(日)になりました。

受付は前日のみです。よって参加される方は、6月最初の週末は富士ヒルのために空けておこう。詳しくは公式の要綱ページへ
富士ヒルクライムの応募は公式ページから行います。(大会申込ページ)
はじめての人と2回目以降の人にボタンが分かれています。
申し込みをするには、RUNNET(https://runnet.jp/)という、ランニングポータルへの登録があらかじめ必要です。必要な連絡はRUNNETを通してやってくるから必ず登録しましょう。
私は、RUNNETが登録済みでしたので、富士ヒル申し込みは比較的はやくできました。
それでも、次の4つの、どうしようかな~と迷う選択がありました。
まよった箇所は次の4つです。
4つの問に対する回答の要約は次の通りです。
- 3組目。もしくは3組目になるべく近い組がベスト
- 荷物預かりは利用すべき
- 不慣れで自信がないのなら、無理せずご辞退
- どちらでもよい。初参加者には記念になるので買っても無駄ではない
富士ヒルクライムは、スタート点(標高約1000m)から、富士山5合目(標高約2300m)まで自転車でかけ上がります。距離にして約24キロのレースとなります。
それを踏まえ、各問の回答を詳しくみていきます。

24キロのヒルクライム!長い距離なんだね
(1)何組スタートが初心者には最適なの?
①初参加!表彰式が見たい!登頂に時間がかかる!なら第3・第4スタート

結論から申し上げると、初めての方が選ぶべきは、第3スタート(6:40~7:10)か第4スタート(7:10~7:40 )です。もしかしたらその枠は埋まっているかもしれません。その時は、なるべく第3・第4スタートに近いところを選びましょう。
理由は、制限時間です。グループが後の方になるほど制限時間が少なくなります。第3・第4グループは制限時間がたっぷりあるので、余裕をもって大会にのぞめます。


上記のように、実際、第3グループにゆっくり走る方が一番いたよ。

でも、第3グループは速く走る方も一番多いよ。
脚力に自信のない方は無理して前に行かずに、左側ゆっくりを走ろうね。
出走カテゴリとスタートグループ以下のように分かれています。
<出走カテゴリ>
- 男子 12~18歳
- 男子 19歳以上
- 女子 12~18歳
- 女子 19歳以上
以上、4つに分類されています。
<スタートグループ>
- 第 3スタート( 6:40~ 7:10)制限時間:5時間 5分(4時間 5分)
- 第 4スタート( 7:10~ 7:40)制限時間:4時間35分(3時間35分)
- 第 5スタート( 7:40~ 8:10)制限時間:4時間 5分(3時間 5分)
- 第 6スタート( 8:00~ 8:40)制限時間: 3時間35分(2時間35分)
- 第 7スタート( 8:40~ 9:10)制限時間: 3時間 5分(2時間 5分)
- 第 8スタート( 9:10~ 9:40)制限時間: 2時間35分(1時間35分)
第 9スタート( 9:40~10:10)制限時間:2時間 5分(1時間 5分)(2023年無し)第10スタート(10:10~10:30)制限時間:1時間45分( 45分)(2023年無し)
※制限時間()内の時間は第一関門10.5km地点通過点
第一関門は2合目と3合目の中間にある樹海台駐車場です。ここをAM11:00までに通過しなければいけません。そうしないと強制的にレース終了になります。
よって、なるべく早くスタートするほど通過しやすいので最初のスタートグループの方が有利です。

それぞれの出走カテゴリが第1~10スタートに分かれてます。
第1、第2スタートは主催者選抜で、ここは選べません。
よって一般で参加できるのは第3スタート~第10スタートとなります。
制限時間をみてください。第9、第10グループになると制限時間が2時間弱しかありません。 ← 2023年のスタートにはなくなったようです。
2時間弱の制限時間は、初心者で初めて富士ヒルには短すぎる制限時間でしょう。
よって、初心者や初めての方は、第9、第10のグループを選ばない方がよいでしょう。
制限時間を切ると強制的に棄権となります。
そして、表彰式は10:00予定となります。表彰式も観たいと思うので、到着時間を考慮すると第3、第4、第5スタートを選ぶのが良いでしょう。

表彰式が10時にはじまるときに、ヒルクライムのチャレンジがはじまるグループがいるのは、なんか変な感じ
<実際に参加した感想>
初参加であれば、迷わず第3グループが良いです。理由は実際に第3グループの人でも他の組からスタートしても計測してもらえるからです。
寝坊してもなんとかなるのが第3グループです。
では、第10グループが第3グループで走れないかと言うと、走れます。
しかし、めちゃくちゃ目立つのでオススメできません。
理由は次の通り、
このように、背番号はグループが速い順からふられます。
例えば第3グループ(3千番台)の人が第7グループ(1万千番台)と混ざっても「ゆっくり走ってるのね」と思われる程度で自然です。
しかし、逆に第7グループ(1万千番台)が第3グループ(3千番台)といっしょにいると、「この人フライングスタートしてる」と目立ちます。
咎められはしませんが、ひと目みてフライングとわかるので寝坊しそうな方は早めのグループに参加しましょう。
②富士ヒル常連さんは第6・第7スタート
ブログをアップした後、調べていくと何度か出場経験のある方は、第6・第7スタートを選ばれる方もいらっしゃいます。
次の理由は次が考えられます。
- 富士5合目は高標高で寒いから滞在時間を最小限にする
- 表彰式は見る必要はない
- 朝早くはつらいのでゆっくりスタートしたい
このあたり、現地で体感してこようと思います!

トップ選手の表彰式とか見たくないの?

レースがスタートすると自分との戦いだった。
ゴールしたときはうれしくて、もうそれで十分だったよ。
5合目走りきった後の頂上の様子・・・寒そうです
<実際に参加した感想>
常連さんは速く登る人が多いです。速く登る人はゆっくり登る人をどんどん抜きます。
抜かれる方は、スゲーと思う一方で追い抜く方はちょっとした優越感にひたれます。
私も遅いながらも、何人か追い抜きました。抜くと気持ち良いです。
速い人は、トレインを組んでごぼう抜きをしていきます。きっと爽快感が最高と思います。
第3グループの場合、先頭に近いので追い抜く人数は少なくなります。しかし、後半グループの場合、前に追い抜く人がたくさんいるのでゴールまで追い抜くことができてモチベーションが維持できると思います。
(2)5合目行きの荷物預かりを利用すべきなの?

荷物預かりは、正直迷いました。しかし、
結論は荷物預かりのサービスは利用したほうが良いです。
理由は次の3つです。
- 参加者は身軽な格好で、背中にゼッケンを付けている
- ゆずれ~るの出走権譲渡に有利
- 荷物預かりサービスは500円と安価
<実際に参加した感想>
荷物預かりサービスは、ぜひとも利用しましょう。24キロのヒルクライムと長い距離なので背中のリュックはとても負担だと思います。
下山用の荷物は持って行ってもらう方が良いでしょう。
もしエントリーの時、申し込み忘れても大丈夫です。荷物預かりは後からでも本番直前まで申し込み可能です。
入れ物となる下山バッグは、30リットルのバックバックがすっぽり入るサイズです。
下山バックはビニールなので防水性があります。ただ少し心もとないので、衣類やバックをさらにビニールで包んだ状態で入れると良いでしょう。
<物を入れる前の下山バック>

<30リットルバックを入れた状態の下山バック>

①参加者は身軽な格好で、背中にゼッケンを付けている
富士ヒルクライムは大人数で行う山登りレースです。
それ故、大きなゼッケンが配られます。
結論は、背中にリュックを背負うとゼッケンの縫い付け場所が限られてしまうので荷物は運んでもらった方が良いとしました。
次の動画は、昨年の富士ヒルクライムに参加されたかたの動画です。第5グループの出走のようで、時折、リュックを背負って登る方が抜かれていました。それぐらい荷物持参のサイクリストは少ないのかもしれません。

荷物を背負って走っている方は、なかなかキツそうにも見えました
FRAMEのおかださん。体重100キロでも登れてしまう。よし!ぼくもチャレンジだ~

タイムだけでなく、自然や景色を満喫しながら完走するのも富士ヒルの魅力だね
②ゆずれ~るの出走権譲渡に有利
ゆずれ~るというのは、RUNNETで行われている出走権譲渡システムです。通常、自転車レースの大会は一度エントリーすると当日用事ができてでられないという場合でも、キャンセルはできません。
しかし、ゆずれ~るでは、システムが参加希望者をマッチングさせてくれ、条件が合えば権利を譲渡してくれます。これはとても素晴らしいシステムだと思います。
この時、5合目行き荷物預かりも選ばれてた方が、無いよりも権利移転の需要は高いと思えたからです。
③荷物預かりサービスは500円と安価
メインの参加料が11千円です。荷物持参の場合は、500円割引となるようですね。
先程の動画のゴール地点には、運ばれた荷物がたくさん置かれていたのできっと利用者は多いということが想定できます。
ゴール付近からの折返しの人はみな完全冬装備です。それだけの荷物を背負って登るのは恐ら大変です。
ここは、これら総合的に判断しても、荷物預かりサービスは付けておくべきと思いました。

荷物預かりサービスはエントリー後でも、申し込めたよ。
うっかり忘れても心配しないでね。
(3)下山時のパトロールスタッフに応募すべき?

申し込みを勧めて行くと、下山パトロール隊について聞かれます。
私は、ご辞退をさせていただきました。m(_ _;)m
辞退をした理由は、下山時のパトロールの役割が以下のようです。
- 下山する方を安全に下まで下ろすサポート
- 落車の事故があったときの対応
私は、富士ヒル初心者であり、グループライドのヒルクライムも初心者ですので、大役はご辞退させていただきました。
しかし、下山時のパトロールはやってみるとそれなりの発見があり貴重な経験かもしれません。私は辞退しましたが、やってみたいという気持ちがあればやってみるのも有りだと思います。

下山パトロール隊にしかもらえないものも特典であるみたいね!
下山パトロール隊のことは以下のブログ記事に詳しく書かれていました。
(4)大会Tシャツは購入すべき?

私は、初参加の記念ということで購入を選びました。この大会Tシャツは申し込みの時にしか買えない限定品のようです。
しかし、購入は、本人しだいでOKです。
理由は、次の2つです。
①メルカリで安く売られてた
去年のモデルを、メルカリやヤフオクなどで調べてみました。そうしたら、半値以下で売られてました。ちょっとがっかりしました。

もうちょっと、価値がついてもいいのにな
②ゆず~るの権利譲渡のとき、有利にはたらくか未知数
ゆず~るで、確認すると、Tシャツも権利譲渡の一部のようです。譲渡される側はTシャツはほしいのでしょうか?
出たいけどTシャツはいらないという方もいると思います。
一方、Tシャツも付いてラッキーと思う方もいるでしょう。
人気になったら希少価値もでるかもしれません。
ここは、ご自身の本心に聞いて、ほしいと思えば購入すれば良いと考えます。
2023年の富士ヒルエントリーの特徴4選
私も早速申し込みました!当日は、案の定サイトが重かったので日が変わったところで申込みを終えました。気づいたことを4つ書きたいと思います。
申込開始から8時間で申込枠残りわずか

上記は、申込開始から8時間後の状態です。昨年は、各スタート枠に余裕がありましたが、今年は空きが少ないです。申し込みしたかった第3~第5スタートが締め切られていました。
私は、コロナ渦から富士ヒルデビューでしたのでわかりませんが、本来はこのようにエントリーが過密なのかもしれないです。
いずれにしても、申込みはお早めに!
第9,第10スタートの廃止

前章でも記載してますが、遅いスタートである第9,第10スタートが無くなっているようです。この枠は登頂までの制限時間ギリギリなので、足に自信のある人がエントリーする枠ですが、今年は無くなったようです。
理由はわかりませんが以下予想です。
- 脱落者が多く出た
- エントリーしてもフライングスタートが多くて事実上利用者が少なかった
- 締切時点で出走枠が余ったので圧縮した
予想ですが、②、③のような気がしております。以下理由です。

一番早いスタート時間にフライングスタートしていた人いたからね

去年はエントリー枠が締切近くもあったもんね
駐車場利用(500円)の追加

2022年は駐車場の混雑を解消するため、運営側が「駐車場シェアリングサービス「B(予約制駐車場)」のサービスを利用していました。
私は快適に駐車できましたが、予約していない人も車を留めたようで駐車できなかったかたもいたようです。
その改善として、運営側は直接駐車場の運営をしてきたという予想をしています。
目標タイム・スタートブロック第2希望の入力あり

2023年は目標タイムを記入する欄が新たに追加されました。記入したタイムを更新された方は「目標タイム更新者」として大会HPで公開のうえ、デジタル記録証が発行されるようです。
楽しみです!
さらにスタートブロックの第2希望の入力欄がありました。
予想ですが、記入された目標タイムから時間内に完走が難しいスタートブロックの方の調整が運営側から行われるかもしれません。

せっかく出場するなら、運営側も感想してほしいものね

粋なはからいだね!
エントリーが済んだら宿も予約しておこう


ようやく、申し込みが終わったね!
半年あるからゆっくり準備できるね。

はやめに宿を予約しないと、
めっちゃ高い宿になっちゃうかもよ
前日受付につき、会場付近での前泊する人が多い
富士ヒルエントリーは初だったので知らなかったのですが、近くの宿はいっぱいになるので早めに押さえていたほうが良いようです。
毎年、6月4日の日曜日に富士ヒルクライムが開催されます。その前日の土曜日(6月3日)に受付が行われます。日曜日の当日受付はありません。
つまり、遠くから来る方は、翌日に備えて前泊必須なのです!
富士ヒルの申し込み開始後、リーズナブルな宿は満室傾向

こちらは、Google Mapでみた、大会前日の宿の空き情報。2023年は、受付開始日から高い宿しか残ってない状態です。
富士ヒルクライム当日には、富士吉田あたりの宿が少なくなります。なるべくはやめに宿の予約は済ませたほうが良いようです!
下記は、北稜公園に近いカプセルホテルです。2月11日時点で女性のみ6月3日のお部屋が空いていました。昨年も7千円くらいだったので相場通りかと思います。
≫ 富士急グループ キャビン&ラウンジ ハイランドステーション イン
諦めるのは早い!富士ヒル主催者は宿泊所を提供します
こちらは、2023年の富士ヒル公式の宿泊所紹介ページ
➡https://www.fujikyu-travel.co.jp/event/free/fujihc.html
どうやら、2月28日から受付開始のようです。近くでお手頃の宿をお探しの方は忘れずチェックしましょう!

2022年の大会前日は、高い宿しか残ってなくてあきらめてたけど、公式から予約できてよかった。カプセルホテルでぼくは十分でした。
富士ヒルに申し込んだら、本番に向けて準備スタート!

今日は、富士ヒルクライムに初めて申し込むひとが戸惑う選択4つについて解説しました。
4つの迷うポイントは次の通りです。
- スタート組は3組目。もしくは3組目になるべく近い組がベスト
- 5合目行き荷物預かりは利用すべき
- パトロールスタッフが不慣れで自信がないのなら、無理せずご辞退
- 大会Tシャツの購入はどちらでもよい。初参加者には記念になるので買っても無駄ではないと考える
あと、申し込みが済んだら、宿が必要なら忘れず予約しておきましょう。
申し込みを完了させると、気分がスッキリとなり、本番を最高のものにしたいという気持ちになります。今後は、富士ヒルに向けた準備やトレーニングを勧めていきたいと思います。
また、気になることがでてきたら、記事にしてシェアしていきます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
富士ヒル1週間前!参加案内がでたので気づいた点をまとめてみました
富士山の5合目は4つあるから注意。富士ヒルは富士吉田です。
【富士の五合目】それは4つの異なる顔。風景はそれぞれ違う。富士山一周で発見しました。
第3グループはゴールド、第4グループはシルバーの人が多いと思うので初心者は第5グループ以降が良いかと思います。前のグループだと速度差があり過ぎて危ないです。
なかむら様
コメントありがとうございます!
気になって調べてみたら第3グループと第4グループにはゴールドとシルバーの人が多かったです。
私もどんどん抜かれていったので速い方が多かったのですね。
一方で、ゆっくり走る方も第3、第4に多かったようなので、無理して前に行かず左側を走ることに徹する方がよさそうですね。
記事を少し修正しました。 貴重な情報ありがとうございました!